【2025年版】無料の音声文字起こしツールおすすめ11選|PC・ブラウザ・スマホ対応

無料の音声文字起こしツールおすすめ

会議やインタビュー、講演、動画編集など、さまざまな場面で必要になる「音声の文字起こし」。

近年はAI技術の進化により、音声データから自動で文字起こしできるサービスが雨後の筍のように登場しています。

本記事では、費用をかけずに使えるおすすめの無料文字起こしツールを厳選してご紹介します。

「音声データのを文字起こし」とは?活用方法

「文字起こし」とは、音声データをテキストデータに変換する作業のことです。

手作業で音声を聴きながら入力する方法もありますが、最近ではAIの発展により、自動で高精度な文字起こしができるようになりました。

文字起こしは、さまざまな場面で活用できます。例えば、

  • 会議や打ち合わせの議事録作成:録音データをテキスト化することで、会議内容を正確に記録できます。
  • インタビュー記事の原稿作成:取材音声を文章化し、記事作成の下書きとして活用できます。
  • 講演やセミナーの内容整理:聞き逃した部分を後から確認でき、資料化も容易になります。
  • 動画編集での字幕作成:YouTubeや研修動画などの字幕作成を効率化できます。
  • 音声日記・メモ:声で残した出来事やアイデアを自動文字化すれば、後で整理・検索しやすくなります。

このように、AIによる音声データの文字起こしは、使い方次第で日々の生活や仕事をより豊かに、そして効率的にしてくれる強力なツールです。

PC編|音声データを文字起こしできるおすすめ無料ソフト

PCを使って本格的に文字起こしをしたい方には、デスクトップ上で動作する無料ソフトがおすすめです。

安定した環境で作業ができる上、多様な機能が使えるものが多く、効率を重視する方に最適です。また、オフラインで作業が完結できるので、プライベート面でも安心して利用できます。

1. Vibe

【対応OS】:Windows、macOS、Linux

【価格】:完全無料

【ダウンロード先】:https://github.com/thewh1teagle/vibe

音声データを文字起こしできるおすすめ無料ソフト:Vibe

Vibeは、OpenAIが開発した高精度音声認識モデル「Whisper」をベースにした、完全無料のオープンソース文字起こしソフトです。

Whisper自体は多言語対応かつ精度の高い音声認識モデルとして知られていますが、通常はコマンド操作やPythonの知識が必要です。

VibeはこれをGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)で使えるようにし、誰でも直感的に操作できる形で提供しています。

また、NVIDIA・AMD・Apple GPUに最適化されているため、高速かつ安定した処理が可能。

対応するファイル形式も豊富で、MP3やWAV、MP4などの音声・動画ファイルから、TXT、SRT、PDFなど多様な形式で出力できます。

完全オフラインで動作するため、情報漏洩の心配がなく、会議やインタビューなど機密性の高い音声も安心して扱えます。

動画の文字起こしを無料で行う方法【2025保存版】動画の文字起こしを無料で行う方法4選|AIで簡単!

2. Windows 11の「ライブキャプション」

【対応OS】:Windows11

【価格】:完全無料

【公式ページ】:https://www.microsoft.com/windows/tips/live-captions

音声データを文字起こしできるおすすめ無料ソフト:Windows 11のライブキャプション

Windows 11には、標準で「ライブキャプション」という音声文字起こし機能が搭載されています。

この機能を使うと、PC上で再生される動画や音声をリアルタイムで文字に変換し、画面上に字幕として表示することが可能です。

追加のアプリをインストールする必要はなく、ショートカットキー「Win + Ctrl + L」を押すだけで利用を開始できるのが大きな魅力です。

もともとはアクセシビリティ機能として提供されており、聴覚に障害のある方をサポートする目的で設計されていますが、実際には以下のように幅広い場面で活用できます。

  • 会議やプレゼンの内容をリアルタイムで文字として確認したいとき
  • カフェや図書館など、音を出せない環境で動画や音声を利用するとき
  • 外国語の動画を理解する際の補助として使いたいとき

3. Vrew(ブリュー)

【対応OS】:Windows、Mac、Ubuntu

【価格】:無料・有料

【ダウンロード先】:https://vrew.ai/ja/

音声データを文字起こしできるおすすめ無料ソフト:Vrew(ブリュー)

Vrew(ブリュー)は、AIが動画の音声を自動で認識し、字幕を作成してくれる無料の動画編集ソフトです。

文字起こし・無音部分のカット・字幕挿入といった作業をAIが自動で行い、動画制作にかかる時間を大幅に短縮してくれます。字幕の位置や表示タイミングも自動で調整されるため、手動で合わせる必要はほとんどありません。

有料プランも用意されていますが、文字起こし機能は無料で(上限1万字まで)利用可能。1〜2回の使用や簡単な動画制作であれば、無料プランでも十分対応できます。

YouTubeやTikTokなど、テロップ付き動画を効率よく作りたい方や、動画編集初心者にとって心強いツールです。

基本的に無料で手軽に始められるので、動画編集に興味がある方はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

4. OpenAI Whisper(ウィスパー)

【対応OS】:Windows、Linux、Mac、iOS、Android、WebAssembly、Raspberry Pi

【価格】:無料・有料

【ダウンロード先】:https://openai.com/ja-JP/index/whisper/

音声データを文字起こしできるおすすめ無料ソフト:OpenAI Whisper(ウィスパー)

Whisper(ウィスパー)は、ChatGPTの開発元であるOpenAIが2022年9月に無料で公開した高精度な音声認識AIモデルです。

約68万時間分の多言語音声データをもとに学習しており、日本語を含む約100言語の文字起こしに対応します。

地域ごとのアクセントや専門用語、雑音の多い環境でも高い精度で音声をテキスト化でき、日本語では誤認識率5.3%と実用レベルの性能を実現しています。

モデルはtinyからlargeまで5種類あり、大きいモデルほど精度は高くなる一方で処理時間も長くなります。

利用方法は、Google Colaboratoryで利用するかGitHubのオープンソースを使えば無料で利用でき、API経由でアプリやサービスに組み込むことも可能です(API利用は有料)。

ただし、どの方法でも利用には実行環境の準備が必要なため、やや手間がかかります。

ブラウザ編|音声を文字起こしできるおすすめ無料サイト

そこで今回は、ブラウザ上で手軽に利用できる、おすすめの無料文字起こしサイトをご紹介します。

これらのサイトは、アプリのインストールが不要で、インターネット環境さえあればいつでもどこでも利用できるのが大きな利点です。

1. Gladia(グラディア)

【価格】:無料・有料

【アカウント登録】:必要

【公式サイト】:https://www.gladia.io/

音声を文字起こしできるおすすめ無料サイト:Gladia(グラディア)

Gladia(グラディア)は、フランスのGladia.io社が開発した、高精度かつ高速なAI文字起こしサービスです。

OpenAIのWhisperを改良した「Whisper-Zero」という技術を活用しており、日本語を含む99言語に対応しています。

雑音や滑舌の悪さにも強く、高い精度で音声をテキストに変換する点が大きな特徴です。また、「えー」「あのー」といった不要なつなぎ言葉を自動で削除してくれたり、話者ごとに音声を識別してくれたりと、便利な機能も備えています。

40分の音声をわずか3〜5分で処理できる速度と、生成テキストから該当音声を即再生して確認できる利便性が特徴です。

利用料金は、月10時間まで無料で利用可能なプランが用意されており、手軽に試すことができます。

2. ElevenLabsのScribe

【価格】:無料・有料

【アカウント登録】:必要

【公式サイト】:https://elevenlabs.io/ja/speech-to-text

音声を文字起こしできるおすすめ無料サイト:ElevenLabsのScribe

Scribeは、AI音声技術で世界的に知られるElevenLabsが開発した、世界最高水準の自動音声認識(ASR)モデルです。

音声や動画をアップロードするだけで高精度に文字起こしでき、話者識別や咳・笑いなどの音声イベント検出、単語単位のタイムスタンプ付与といった高度なメタデータ生成も可能。英語や日本語を含む99言語に対応しています。

競合する主要な音声認識モデル(Gemini 2.0 FlashやWhisper Large V3など)をベンチマークテストで上回る性能を記録しており、イタリア語で98.7%、英語で96.7%という非常に高い単語認識精度を誇ります。

料金は1時間あたり0.40ドルと競争力があり、字幕制作、会議の議事録作成、動画編集など、幅広い用途で活用できます。無料で2時間30分まで試せるプランも用意されています。

3. LINE WORKS AiNote

【価格】:無料・有料

【アカウント登録】:必要

【公式サイト】:https://line-works.com/products/ainote/

音声を文字起こしできるおすすめ無料サイト:LINE WORKS AiNote

LINE WORKS AiNoteは、AI搭載の議事録自動作成ツールで、会議やインタビューなどの文字起こしを効率化します。

高機能ながら、直感的に使えるシンプルなUIを備えて、日本語・英語・韓国語・中国語(簡体・繁体)に対応しています。

録音や音声ファイルのアップロードから文字起こし、ノート作成・共有、キーワード検索検索まで可能です。

さらに、専門用語や固有名詞を「よく使う単語」として登録することで精度を向上でき、リアルタイム文字起こしや発言者ごとの音声分離にも対応しており、正確でわかりやすい議事録作成を実現します。

無料プランも提供されていますが、利用人数(30人まで)や文字起こし時間(1回あたり60分間まで)などに制限があるため、用途に応じて事前の確認がおすすめです。

スマホ編|音声を文字起こしできるおすすめ無料アプリ

外出先や移動中でも、スマートフォンだけで音声データを文字起こしできたら便利ですよね。

ここでは、スマホで手軽に使えるおすすめの無料文字起こしアプリをご紹介します。

1. Otter

【対応OS】:iOS15以降、iPadOS 15.0以降、Android

【価格】:無料(アプリ内課金がある)

音声データを文字起こしできるおすすめ無料アプリ:Otter

Otter(Otter.ai)は、Otterは、アメリカの企業Otter.aiが開発した、英語に特化したAIベースの音声文字起こしツールです。

ブラウザ版とスマホアプリ版があり、会議、インタビュー、講義などの音声を、リアルタイムで高精度なテキストに変換できるため、英語での議事録やレポート作成の手間を大幅に削減できます。

また、発言者の自動識別やキーワード検索、カレンダー連携、チーム共有など、議事録作成を効率化する機能が充実しています。

さらに、要約機能やカスタム語彙登録、アクセシビリティ対応も備えており、英語を使うビジネスや取材現場で広く利用されています。

ただし、日本語には対応していないため、利用前に対応言語を確認する必要があります。

2. UDトーク

【対応OS】:iOS13以降、iPadOS 13.0以降、Android

【価格】:無料(アプリ内課金がある)

音声データを文字起こしできるおすすめ無料アプリ:UDトーク

UDトークは、音声認識と自動翻訳を活用した、コミュニケーション支援アプリです。

「UD=ユニバーサルデザイン」の理念に基づき、生活やビジネスのさまざまなシーンで、言葉の壁や聴覚の障壁をなくすことを目的としています。

オンライン・オフラインを問わず1対1から多人数の会議まで対応し、リアルタイム字幕や翻訳結果の再確認機能も備えています。議事録や講演録の作成に役立つ音声とテキストの同時保存も可能です。

また、スマホやパソコンへの音声入力支援機能があり、固有名詞の登録や自然な句読点入力に対応。法人向けには音声データの非再利用環境も提供しています。

専用の字幕エディターで文字起こし編集も簡単で、多くの新聞社やテレビ局など幅広い分野で活用されています。

3. YY文字起こし

【対応OS】:iOS13以降、iPadOS 13.0以降、Android

【価格】:無料(アプリ内課金がある)

音声データを文字起こしできるおすすめ無料アプリ:YY文字起こし

YY文字起こしは、音声を簡単かつ正確に文字起こしできるアプリです。

オンライン会議の音声もリアルタイムでテキスト化でき、録音した音声とテキストを自由に取り出せます。

声以外の音もオノマトペ表示し、固有名詞や専門用語の辞書登録で認識精度を向上させることが可能です。

また、多言語のリアルタイム翻訳やApple Watch対応など、多彩な機能を備えています。

会議やオンラインミーティングの議事録作成を効率化したい方、発言内容の記録や検索を簡単に行いたい方に特におすすめです。

発言の修正やキーワード検索、メール送信も可能で、手軽に使える音声認識ツールとして幅広く活用されています。

4. YYprobe

【対応OS】:iOS 15.5以降、iPadOS 15.5以降、Android

【価格】:無料(アプリ内課金がある)

音声データを文字起こしできるおすすめ無料アプリ:YYProbe

YYProbe(ワイワイプローブ)は、会話をリアルタイムでテキスト化し、発言ごとの音声とテキストを保存しながら会話の流れをわかりやすく表示する音声認識アプリです。

ビデオ通話の音声も高精度に認識でき、チームで議事録作成、個人でボイスメモとして活用できます。AI要約機能やApple Watch対応も備えています。

主な機能は、多人数ビデオ通話、リアルタイム文字起こし、キーワード自動分類、発言集計、テキスト修正・共有、キーワード検索など。辞書登録で認識精度も向上します。

法人向けでは機能制限解除やオンラインホワイトボード、ナレッジ分析、動画共有との連携、セキュリティ強化が利用可能です。

会話の可視化・分析や組織の知識管理、オンライン会議の効率化に役立つツールです。

まとめ

音声データの文字起こしは、会議やインタビュー、動画編集などさまざまな場面で役立ちます。

今回は、おすすめのPC向け無料ソフト、ブラウザで使えるWebサービス、そしてスマホアプリをそれぞれご紹介しました。

用途や環境に合わせてこれらの無料ツールを上手に活用すれば、作業効率が大きく向上します。ぜひ、自分に合った文字起こしツールを見つけて、日常や仕事をより便利にしましょう。

なお、「無料・有料」と表記しているツールの中には、初回数回は無料で利用できるものの、その後は月額や年額の契約が必要になるものもあるため、ご注意ください。

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