手軽に高品質な動画を作りたいなら、Wondershare社のFilmora(フィモーラ)がおすすめです。
豊富な機能と直感的な操作性が特徴で、特に多彩なテンプレートやエフェクトが揃っているため、動画編集初心者でも簡単に見栄えのいい動画を作成できます。
今回は、そのFilmoraを使用して動画を高画質化する方法をご紹介します。
FilmoraでAIによる動画高画質化を行えるか?
現在では、AIを活用した動画高画質化の方法が主流となっています。一部の動画編集ソフトにも、同様の機能が続々と導入されています。例えば、
- Adobe After Effects ⇒「アップスケール(ディテールを保持)」
- DaVinci Resolve ⇒「スーパースケール」
- PowerDirector ⇒「AIによる動画高画質化」
一方で、「Filmoraで、AIを使ったアップスケーリング(高画質化)の機能ってあるか?」と疑問に思っている方もいるかもしれません。
一方で、「Filmoraで、AIを使ったアップスケーリング(高画質化)の機能ってあるか?」と疑問に思っている方もいるかもしれません。
実は、2024年10月にリリースされたFilmora 14で「AI動画補正」という新機能が追加され、2025年12月公開のFilmora 15では、さらに強化されています。
「AI動画補正」とは、意図せずボケてしまったり、画質が悪い映像をくっきり鮮明に補正してくれる機能です。
古い低画質な動画を最大4Kまでアップスケーリングしたり、動画を拡大して画カクを変更したい時にも有効活用できます。
Filmora15の「AI動画補正」でできること
- 1080pや4Kへアップスケール
- 細かく色補正や鮮明化
- 不要なノイズやブレの取り除き
- 顔の細部を画質補正
- テキストの境界をくっきりさせる
これにより、動画全体の品質が向上し、細部までくっきりと表現できるようになります。
Filmoraで動画を高画質化する方法・手順
ここから、Filmora15で「AI動画補正」機能を使って、動画を高画質化する手順、および注意すべきことを説明します。
1. 「AI動画補正」で高画質化を行う手順
1. 高画質化したい動画ファイルを取り込んでから、タイムラインに挿入する。

(※プロジェクトの解像度は、素材より高く設定すると効果が分かりやすくなる。)
2. タイムライン上のクリップをクリックして編集パネルを開く。
3.「ビデオ」⇒「ベーシック」⇒「AI動画補正」機能を有効にする。

4. その後、「生成」をクリックして分析と処理を開始する。進捗は編集パネル内か、画面上部のプロジェクトタスクで確認できます。
5. 高画質化処理が完了すると、生成されたクリップがメディア領域に表示され、タイムラインも自動的に高画質版へ更新されます。「再生」ボタンをクリックすれば、プレビュー画面で仕上がりを確認できます。
この機能を最大限生かすにはプロジェクト設定を4Kにして、補正する素材を一度4Kサイズでエクスポートします。
そして4Kでエクスポートした素材をインポートし直してから補正することでそのまま補正するよりもさらに高精細に補正されます。
なお、テロップや複数のカットが含まれる編集済みの動画よりも、撮影したままのノーカット素材の補正に適しています。
2. 「AI動画補正」はローカルモードとクラウドモードに両対応
Filmoraの「AI動画補正」は、ローカルモードとクラウドモードの2つの処理方法に対応しています。それぞれ仕組みや向いている使い方が異なるため、目的や環境に応じて選ぶことが重要です。
- ローカルモード:パソコン本体の性能を使って動画を補正する方法です。
- クラウドモード:動画をインターネット経由でクラウドにアップロードし、サーバー上で補正処理を行う方法です。
それでは、以下の表で両者の違いをより詳しく比較してみましょう。
| 項目 | ローカルモード | クラウドモード |
| 入力動画の制限 | 制限なし | 最大10分、3840×2160 |
| クレジット消費 | 不要 | 必要 |
| 処理速度 | 高速(PC性能に依存) | ネットやサーバー環境に依存 |
| 補正後の品質 | 細部の復元&精細表現が可能 | 標準的な品質での補正 |
| 追加の手間 | AIモデルのダウンロードが必要 | なし |
| 使用環境 | オフライン対応 | オンライン必須 |
※出典:Filmora公式サイトより
※ローカルモードの動作環境は、NVIDIA GeForce RTX 30シリーズ以上、VRAM 8GB以上、ドライバーバージョン528以上が必要です。
これらの要件を満たさないデバイスでは、Filmoraは標準的な制限に基づくクラウドベースのAI処理を使用します。
3. 「AI動画補正」の料金体制
Filmoraの「AI動画補正」は、ローカルモードとクラウドモードで料金体系が異なります。
ローカルモードの場合は、パソコンの性能を使って処理するため、追加料金は一切かからず、無料で利用できます。
一方、クラウドモードではクレジット制が採用されています。動画(最大10分)を1回補正するには20クレジットが必要となります。
Wondershareアカウントに初めて登録した場合は、100クレジットが無料で付与されるため、まずはお試しで利用できます。無料分を使い切った後は、追加のAIクレジットを購入する必要があります。
次に、Filmoraで利用できるAIクレジットの料金プランを確認してみましょう。
| クレジット数 | 価格 | 有効期間 |
| 1,500 | 1,580円 | 1年 |
| 2,000 | 1,580円/月 | 毎月リセット/繰り越し不可 |
| 5,000 | 3,980円 | 5,704+ボーナス2,296/毎月リセット |
| 8,000 | 5,580円/月 | 7,656+ボーナス2,344/1年 |
| 10,000 | 7,480円 | なし |
| 20,000 | 15,280円 | 1年 |
| 50,000 | 33,380円 | 1年 |
| 100,000 | 60,880円 | 1年 |
※キャンペーンなどで金額が変更するということもありますので、事前に公式サイトで確認してください。
FilmoraのAI動画補正では物足りないか?
正直言って、Filmoraを含め、先述した動画編集ソフトだったら、ちょっとした動画の品質向上には十分役立ちますが、動画を最大限に引き出すには物足りなさを感じるかもしれません。
プロフェッショナルな仕上がりを求めるのであれば、業界で高く評価されている「 Topaz Video」(旧名:Topaz Video AI)をおすすめします。

このソフトは、業界初のAI動画高画質化専用ソフトであり、その仕上がりはまさに業界最強と言っても過言ではありません。
他のソフトと比較しても、次元が違うと言えるほど、圧倒的な画質向上を実現しています。
Topaz Videoでできること
- 動画を4K/8K/16Kまでアップスケールする。
- 映像の細部まで鮮明で忠実な色再現を可能にする。
- 豊富なAIモデル、あらゆる動画の画質向上や修復が簡単にできる。
- 選択したAIモデルによって、細かいパラメータ調整が利用可能。
- 高度な手ぶれ補正・フレーム補間・鮮明化・ノイズ除去・インターレース解除機能も付く。
Topaz Videoで動画の高画質化を行った後、その動画をFilmoraに取り込み、さらに編集を加えるという方法はいかがでしょうか?
これにより、画質向上と編集の両方を効率よく行うことができます。
まとめ
以上は、Filmoraの「AI動画補正」を使って動画を高画質化する方法についての紹介でした。
この機能を活用することで、Filmoraで手軽に動画の品質を向上させることができます。特に、日常的な編集や軽微な画質調整には非常に便利で、初心者でも簡単に扱える点が魅力です。
しかし、より高度な高画質化やプロフェッショナルな仕上がりを求める場合には、他の専用ソフトの使用を検討することもおすすめです。例えば、Topaz Videoは、AIによる高度な解析と処理で、従来の編集ソフトでは実現できないレベルの画質向上を提供します。
Filmoraは使いやすさが魅力ですが、Topaz Videoと併用することで、動画の品質をさらに引き上げ、満足のいく仕上がりを実現することができます。

