AIによる音楽を自動生成できるサイト無料・有料おすすめ!商用利用も可能!

動画制作でBGM音楽や効果音は結構重要な役割を持ってたりします。

だが、アーティストが創作した音楽は必ず著作権で保護されるので、無許可で勝手に使うのはダメです。

特に商用利用の場合、別料金が必要になります。苦労して著作権フリーの無料音楽を探すより、動画の雰囲気に合ってオリジナルな音楽を作るのが良いでしょうか。

今回の記事では、AIで音楽を自動生成できるWebサイトをまとめて紹介します。

(1)AIで音楽を自動生成するって何か?

AIによる音楽の自動生成は、AIが音楽理論、楽器の音色、そして人間が作り出す音楽のパターンを学習して新しい音楽を作り出すということです。

メリットとして、「生産性の向上」、「創造性の刺激」、「著作権の問題の解消」などが挙げられます。それにより、音楽に関する専門知識はないけれどもBGMを作りたい!という人や、私のようにうまくメロディーが作れない・・・という人でも、簡単にユニークな曲を作れるようになります。

一方、デメリットとして、トレーニングデータの品質と量にも依存するするが、人間が手掛けた高品質な音楽には及ばない場合があります。プロより、「趣味でちょっとやってみたい」というアマチュアに向いているかなと考えられます。

(2)AIで音楽を自動生成するサイト無料・有料おすすめ

1. CREEVO(クリーボ)

【開発元】:京都大学 白眉センター(日本)

【リリース日】:2021/05/03

【日本語対応】:可能

【歌詞対応】:可能

【価格】:無料

【商用利用】:可能

【公式サイト】: https://creevo-music.com/

CREEVO(クリーボ)

CREEVO(クリーボ)は、京都大学の中村栄太特定助教の構想を元に開発された自動作曲AIシステムです。

日本語詞をベースにメロディ・伴奏・ボーカル(「Sinsy」を使った歌唱合成)・動画まで自動生成してくれるすごいやつです。

日本語詞を入力するだけで、自動的に作曲ができるのが最大な特徴です。一方、自由度が高くカスタマイズして使うことができる点も魅力だと思います。例えば、

「曲をデザインして作曲」で構成やリズム、和声(コード)進行などあちこちカスタマイズ可能です。また、テンポやキーを変えたり、サザン風とかミスチル風、あいみょん風などに変えることもできます。

生成できる曲の尺が短いのでそのままだとジングル・CMっぽい感じです。無料で著作権フリーなので、SNSなどで使えるのがいいと思う。

ただし、これをもとに編曲するとなるとやっぱりコード進行の知識も必要になってくるなーと思います。

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2. Soundraw.io

【開発元】:SOUNDRAW株式会社(日本)

【リリース日】:2021/09/16

【日本語対応】:可能

【歌詞対応】:不可

【価格】:無料&有料(¥1,650円/月)

【商用利用】:可能(有料プランのみ)

【公式サイト】: https://soundraw.io/ja

Soundraw.io

Soundraw.ioは、BGM入手の煩わしさを解決するクリエイター向けの革新的なAI作曲サービスです。

使い方は簡単で、「曲の長さ」「テンポ」に加え、「ムード」「ジャンル」「テーマ」の中から好きな項目を一つをクリックするだけで、自動的に楽曲が生成されます。

AIによって無数に生み出されるフレーズを組み合わせ、楽曲の尺・構成・楽器・テンポなどを自由に変更でき、会社PR動画、広告動画、YouTubeなど様々なコンテンツに合う自分だけの楽曲を簡単に作ることができます。

クリエイターに作曲を依頼するものではないため、著作権を気にすることなく動画などに利用できます。映像クリエイターはもちろん、ラジオやライブ配信者、ボーカリストなどにも向いています。

Soundraw.ioには無料版と有料版があり、無料版でも曲の生成や気に入った曲をブックマークすることができます。有料版にアップグレードすると、さらに細かなカスタマイズや楽曲のダウンロードなどを行うことができます。

3. AIVA (エイヴァ)

【開発元】:AIVA Technologies( ルクセンブルク)

【リリース日】:2016/11/24

【日本語対応】:不可

【歌詞対応】:不可

【価格】:無料&有料(€15/月)

【商用利用】:可能(有料プランのみ)

【公式サイト】: https://www.aiva.ai/

AIVA (エイヴァ)

AIVA (エイヴァ)は、プロジェクトのために自動でオリジナルの音楽を生成できるAI作曲家です。

フランスの著作権団体SACEMによって作曲家と認められた世界最初のバーチャルアーティストです。映画やテレビドラマのサウンドトラック制作、ビデオゲームや広告用の効果音やBGM制作など多岐にわたる分野で活躍しています。

そして、このAIVAを使って100年前のドヴォルザークの「未完の遺作」を現代によみがえらせるプロジェクトが「From the Future World」です。かなり真に迫るものがありましたよね。 

使い方はとても簡単で、アカウントを作成すれば、曲の雰囲気やテンポ、楽器の種類などを指定するだけで、自動的に楽曲が生成されます。オーケストラ以外に8種類のジャンルに対応して、ほかのAIサイトに比べて群を抜いており、非常に完成度が高いです。

楽曲制作が難しそうと思っていた人や、手軽に音楽を作ってみたいと思っている人に、AIVAをおすすめです。

4. Amper Music

【開発元】:Amper Music Inc.(アメリカ)

【リリース日】:2017年かも

【日本語対応】:可能

【歌詞対応】:不可

【価格】:無料&有料

【商用利用】:可能(有料プランのみ)

【公式サイト】:https://www.shutterstock.com/ja/discover/ampermusic

Amper Music

Amper Musicは、AIによる音楽制作をリードするオンラインサイトで、ニューヨークを拠点にしています。

Amper Musicを設立したDrew Silversteinは映画音楽を手がける作曲家です。彼はショートフィルムや動画などの短い映像に対して、簡単に早く安くライセンスフリーで作れるツールとしてAmper Musicを生み出しました。2020年に世界最大の画像プラットフォームを運営する「Shutterstock」と統合することでより強化されました。

まず、独自のAIエンジンによって、曲の要素や音色、リズムなどを自動的に生成してくれます。ユーザーが、曲の長さ、ジャンル、速度、楽器などを選択して、自分たちの作品に合わせた音楽を簡単に作成することができます。

そして、作曲の知識ゼロ、音楽とは無縁の方に最適したインスピレーションツールも備えます。それによって、プロジェクトの種類、雰囲気、ムードに応じて、音楽のサンプルを聴いたり、ノートを取ったり、編集したりすることができます。さらに、Amper Musicのライブラリからすきな曲をダウンロードすることができます。

要するに、Amper Musicは操作の容易さや、APIの提供など利便性の高さが魅力です。

5. Boomy

【開発元】:Boomy Corporation(アメリカ)

【リリース日】:2019年

【日本語対応】:不可

【歌詞対応】:不可

【価格】:無料&有料($35.88/年)

【商用利用】:可能(有料プランのみ)

【公式サイト】:https://boomy.com/

Boomy

Boomyは、音楽知識がなくても作曲・配信リリースまで可能なAI作曲プラットフォームです。

単なるAIが自動で音楽を生成するより、むしろクリエイターと共同で音楽を作りあげていくというところが特徴です。

具体的に、音楽のジャンルやテンポ、キーなどを選択して生成!ってするとAIが音源を作ってくれます。そして、出来上がった音源を元に、特定楽器の追加、リズムの変更、既存のメロディーへの変化など必要に応じていろいろな編集を加えて仕上げていく感じです。

アカウントを作成して登録したら、Boomyがすぐに使えるようになります。だが、無料プランでは作成数に制限がありダウンロードは出来ません。ダウンロードして使うためには2.99ドル/月の利用料がかかります。あと、支払は年払いのみの設定。

Boomyで作成した音楽はWAV、MP3、MIDI、およびAIFF形式で出力できるが、Spotify、Apple Music、TikTok、YouTubeなどの音楽プラットフォームに配信可能です。そこでの配信によるロイヤリティの80%を得ることができます。

6. Soundful

【開発元】:Soundful

【リリース日】:2019年

【日本語対応】:不可

【歌詞対応】:不可

【価格】:無料&有料($7.42/月)

【商用利用】:可能(有料プランのみ)

【公式サイト】: https://soundful.com/

Soundful

Soundfulは、AIアルゴリズムを利用した音楽制作のウェブサイトです。

スタートアップとして、Microsoft、The Walt Disney Company、Universal Music Group、Beatport、SqueakECleanStudiosなどの企業から380万ドル調達したのが注目されています。

特徴として、ロイヤリティフリーな楽曲を、コードやテンポを自分好みに調整してダウンロードできます。

使い方はシンプルで、ユーザーはさまざまな音楽テンプレートとジャンルを選択して新しいトラックを作成することができます。後からテンポやキーなどの要素を微調整して、さらにカスタマイズされたオリジナルサウンドにすることもできます。それによって、スタジオ品質の音楽を数秒で作成できるようになります。

基本的には無料で使えるが、音楽権利、商業利用、トラックデータを所有したい場合は有料プランに加入する必要があります。作成した曲はMP3形式あるいはWAV形式で保存されて、動画、広告、およびSNS上で使用することができます。

(3)まとめ

以上が、ブラウザの上で使える「AI音楽自動生成サイト」6選をまとめてご紹介しました。

その中で、完全無料で使えるサービスもあれば、機能制限のある無料プランと有料プランを提供するサービスもあります。

初心者の場合には実際に使用してみないと評価するのは難しいと思うので、自分のレベルや使用目的が近いものをいくつか試してみることをおすすめします。

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