【歌声合成】AIに歌わせるソフト無料・有料おすすめ!一部はオンラインも対応!

AIに歌わせるソフトおすすめ

最近、AIを使ってすきなキャラやアーティストの声で合成した歌声が騒ぎになります。

AIカバーとは言え、その歌声は一瞬、「ご本人なのでは?」と感じられるほどハイクオリティです。

今回の記事では、AIに歌わせることができるパソコンソフトを無料から有料まで紹介します。

(1)AIに歌わせるソフト無料・有料おすすめ

1. NEUTRINO(オンラインも対応)

【開発元】:SHACHIさん

【対応OS】:Windows 10、MacOS (Apple Silicon / Intel)、オンライン (Google Colab)、Linux (Ubuntu)

【対応言語】:日本語

【価格】:無料

【商用利用】:ライブラリによる

【公式サイト】:https://studio-neutrino.com/

AIに歌わせるソフト:NEUTRINO(ニュートリノ)

NEUTRINO(ニュートリノ)とは、ニューラルネットワークを活用した無料の音声合成ソフトです。

基本的に曲データを渡すだけで表現豊かな歌唱を行ってくれるところが最大の特徴。わかりやすく言うと、楽譜と歌詞のデータを入力するだけで、同梱のAIシンガーの音声データベースをもとに、人間が歌っているかのように歌わせることができます。

2023年7月現在、「東北きりたん」か「謡子」、「東北イタコ」、「東北ずん子」などを含めて、12名のAIシンガー(歌声ライブラリ)を使用することができます。

その中で、きりたんが一番人気で、声優「茜屋日海夏」の声が元になっており、可愛らしい中にもパワーのある歌声が特徴です。VOCALOIDの初音ミク、NEUTRINOのきりたん、という感じです。

指定した楽曲を、好きな歌声ライブラリに歌わせることができる以外、自分の個性を出すために、各ライブラリのピッチや声質を調整することもできたりします。

NEUTRINOはフリーソフトとして公開されていることから、誰でも無料で入手して歌声合成することが可能です。

2. Synthesizer V(オンラインも対応)

【開発元】:Dreamtonics株式会社

【対応OS】:Windows 8.1/10/11 (32/64 bit)、macOS 10.11以降、オンライン

【対応言語】:日本語、英語、中国語など

【価格】:無料&有料

【商用利用】:可能

【公式サイト】: https://dreamtonics.com/ja/synthesizerv/

AIに歌わせるソフト:Synthesizer V(シンセサイザーブイ)

Synthesizer V(シンセサイザーブイ)とは、AIを駆使してリアル・表現力の高い声で歌わせるソフトです。

息遣いまでも感じられる非常にリアルなボーカルトラックが作れる点が最大の特徴と言えます。そして、メロディーを描き歌詞を吹き込むだけで、簡単にオリジナルソングを制作することが可能な他、日本語だけでなく英語や中国語など様々な言語に対応しているのも魅力のひとつ。

Synthesizer Vは入力や編集を行う本体ソフトと、声ごとに【歌声データベース】を組み合わせて使用します。用途に応じて以下の3種類のエディションがあります。

  1. 「Synthesizer V Studio Pro」
  2. 「Synthesizer V Studio Basic」
  3. 「Web版のSynthesizer V」

各エディションによってお使える機能や価格に違いがある上、歌声データベースもAI機能対応の有無もあります。

より多彩な機能を使用したいという方は「Studio Pro】と「AI版」歌声データベースの組み合わせがおすすめです。また、「無料でサクッと始めたい」といった方には、無料版の「Synthesizer V Studio Basic」を使ってください。使用期限はない上に、「AI歌声合成」を含めて多くの機能を利用可能で十分に歌声を作成することができると思います。

Synthesizer V Studio Pro:¥10,780(税込)

AIアーティスト:¥9,680(税込)

3. CeVIO AI

【開発元】:CeVIOプロジェクト

【対応OS】:Windows 10/11 (64 bit)

【対応言語】:日本語、英語

【価格】:有料

【商用利用】:有料ライセンスのみ可能

【公式サイト】: https://cevio.jp/

AIに歌わせるソフト:CeVIO AI(チェビオエーアイ)

CeVIO AI(チェビオエーアイ)は、AI技術により人間っぽさを再現できる次世代の音声合成ソフトです。

人間の声質・癖・歌い方・話し方を再現するという面においては飛び抜けているソフトだと思います。例えば、ロングトーンの後半にピッチが下がるような人や、フレーズを歌った後に“フッ”というような息が入る人とか、そういった歌い手ごとの人間的な癖は、各ボイスでうまく再現できています。

また、感情パラメーターの存在も相まって簡単に音声を作れるので、編集時間を抑えることが可能です。他ソフトでこのレベルの歌声を作るには膨大な知識と時間が必要になります。前ソフトのCeVIO Creative Studio7では1つの言葉を作りこむのに30分かかるといったことも珍しくありませんでした。

CeVIO AIは利用するために「エディタ」と「ボイス」が必要になります。エディタは1つあればよく(トークとソングは別物)、2キャラ目以降はボイス単体の購入で利用できます。エディタが1万円程、ボイス単体が7000円程で販売されています。

とにかく、キャラの声を最大限に生かして人間味を求めるならCeVIO AI!

4. VoiSona(旧:CeVIO Pro)

【開発元】:テクノスピーチ株式会社

【対応OS】:Windows 11/10(64bit 日本語版または英語版)、macOS 10.13以降

【対応言語】:日本語、英語

【価格】:無料&有料

【商用利用】:可能

【公式サイト】: https://voisona.com/

AIに歌わせるソフト:VoiSona(ボイソナ)

VoiSona(ボイソナ)は、最新のAI技術で人間の歌い方をリアルに再現する歌声合成ソフトです。

ピアノロールに音符を入力して、歌詞を割り当てるだけで、驚くほど自然な歌声を奏でることができるのが特徴。

「VoiSona」は音声の意味を持つ「Voice」と人格、魅力などの意味を持つ「Persona」を結合した造語で、「誰でも簡単に創れる」「こだわって創る」と謳っているように使いやすさとプロフェッショナルなニーズ両方に答えられるを目的としています。

現時点では、VoiSona本体とデフォルトボイスは基本無料となっているのが嬉しいポイントです。

公式サイトよりアカウント登録をすることで、すぐにVoiSonaをダウンロードできます。そして、デフォルトボイスライブラリとして同梱されて、中性的な声が特徴のシンガー「知声(Chis-A)」が利用できます。「知声」で創作した楽曲は、個人・法人、商用・非商用を問わず無料で利用できます。

また、月額・年額ライセンスを購入することで、有償なボイスライブラリ(年額6,600円、月額880円)を追加して、他のキャラクターの声を使用することもできます。

さらに、単体で歌声の制作、編集が可能なスタンドアロンソフトのほか、VSTi/AUプラグインが用意されており、DAWに組み込んで制作に活用可能。

5. VOCALOID

【開発元】:ヤマハ株式会社

【対応OS】:Windows 11/10(64bit版)、macOS 10.15 /11 /12 /13

【対応言語】:日本語、中国語、英語、韓国語、スペイン語

【価格】:27,500円(最新版)

【商用利用】:基本可能

【公式サイト】: https://www.vocaloid.com/

AIに歌わせるソフト:VOCALOID(ボーカロイド)

VOCALOIDとは、AI歌声合成技術「VOCALOID(ボーカロイド)」を搭載した音楽制作用ソフトです。

パソコンなどに入力されたメロディーと歌詞をもとに、実際の歌手の歌声から取り出された声の「断片」(音声素片と呼びます)をつなぎ合わせることで高品質な歌声を合成しています。

最新バージョンの「VOCALOID6」は2022年10月13日に発表、同日に発売が始まりました。AI歌声合成を実現する新エンジン、「VOCALOID:AI」を搭載したのが特徴です。前バージョンに比較して、より自然なな歌声を実現できるようになっています。

具体的に、「VOCALOID:AI」対応のVOCALOID6専用ボイスバンクとして、男女×日英の4つのボイスバンクを付属しています。

クリエイター自身の歌唱データをもとに歌い方や歌詞を再現できたり、1つのボイスバンクで日本語や英語を織り交ぜた歌詞を流暢な発音で歌わせたりすることも可能です。言葉の壁を超えた作曲活動やボーカルパートの新たな制作方法を提案することで、クリエイターの制作意欲を後押しします。

ちなみに、VOCALOIDを使用して制作された楽曲は「ボカロ曲」などと呼ばれ、様々なジャンルのボカロ曲がCDとして市販されていたり、動画サイトにも数多くアップされています。代表的なボーカロイドとして、「初音ミク」が挙げられ、誰もが一度はきいたことがあるのではないでしょうか。

(2)まとめ

以上が、使いやすくて人気のある「AIに歌わせるパソコンソフト」を5選紹介しました。

それぞれ、無料or有料、対応言語やOSなどに違いはあるが、音声ライブラリーをかませて歌ってもらう、という基本線は変わりません。

重要なのは、自身の趣味や予算、用途に合ったソフトを選ぶことです。用途と予算を明確にして、操作の容易さや必要な機能、対応歌声ライブラリ、サポート体制などを考慮しながら、適切なソフトを選びましょう。これによって、より効率的に、クオリティの高い歌声合成を行うことができます。

ほかには、ソフトより、インストール不要なオンラインサイトを使いたい場合は、Web版もあるNEUTRINOとSynthesizer Vを試してみてください。

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