【無料と有料】画像やイラストを自動生成できるAIサイト6選おすすめ!

AIイラスト自動生成サイト

AIによる画像やイラストの自動生成がネットをざわつかせました。

テキストを入力するだけで洗練された画像やイラストが自動生成されるという仕組みで、Webデザイン、芸術表現、商品写真生成、ゲーム開発、医療診断など様々な分野で応用されています。 

今回の記事では、オンラインで使える「AI画像生成サイト」を厳選して紹介します。

(1)無料で使えるイラスト・画像生成AIサイト2選

1. Stable Diffusion(ステイブル・ディフュージョン)

【開発元】:Stability AI(イギリス)

【日本語対応】:不可

【価格】:無料

【透かし・ロゴ】:なし

【商用利用】:可能

【公式サイト】: https://stability.ai/

Stable Diffusion(ステイブル・ディフュージョン)

Stable Diffusion(ステイブル・ディフュージョン)は、オープンソースで無料で使える画像生成AIツールです。

入力した呪文(プロンプト)をもとに画像を生成する「訓練済のAIモデル(Diffusion Model)」を搭載した画像生成AIで、ユーザーは作成したい画像のイメージ(例えば、冬のアルプス山脈、大都会の密集した街並み、など)を英単語で区切って入力することで、様々な画像やイラストを作成できます。建築やインテリア、絵画からキャラクター生成まで、無限の可能性を感じます。

自分で検証してみた場合、「Man eating hotpot in winter Alps(冬のアルプス山脈ですき焼き鍋を食べている男)」を入力したら、実写風からアニメ風まで、4つのスタイルの画像が生成されました。

Stable Diffusionで画像を生成してみる

デフォルトの設定でも高品質な画像を生成できた印象です。カスタムオプションの各値を調整することで、入力したテキストのイメージを忠実に再現したり、ノイズ除去レベルを増減させることで、同じ画像でも画風に近づけたり、遠ざけたりできることが分かりました。使いこなせば自分の思い通りのイラストを一瞬で生成できてしまいます。

とりあえず、お金を掛けずに「無料でイラストを生成してみたい」という方はチャレンジしてみる価値はありますね。

2. Craiyon(クレヨン)

【開発元】:Boris Dayma氏(アメリカ)

【日本語対応】:可能

【価格】:無料(有料で削除可能)

【透かし・ロゴ】:あり

【商用利用】:可能

【公式サイト】: https://www.craiyon.com/

Craiyon(クレヨン)

Craiyon(クレヨン)とは、「DALL-E」をもとにした無料な画像生成AIツールです。

OpenAIのDALL-Eの成果を、オープンソース・モデルで再現したもので、DALL-Eより軽量で動きやすいと言われています。

ユーザーがテキストプロンプト(表示したいもの)を入力すると、Craiyonはそのプロンプトに基づいて画像を一気に9枚作成してくれます。9枚の画像生成の所要時間=1分間、処理速度は圧倒的に速い印象だったです。

また、画像のスタイルは「Art(アート)」、「Drawing(イラスト)」、「Photo(写真)」、「None(なし)」から選択できます。それによって、より写真的だったり、浮世絵のテイストを採り入れてより直接的な表現が試みられていたりする、多様な画風の画像が生成できます。

Craiyonを使うには、アカウント登録は不要で、公式サイトにアクセスすれば、すぐに利用できるようになります。英語を使わずに、日本語テキストで画像を生成することもできるが、英語で入力しないと全く別のものが生成されてしまいます。

要するに、手軽にAIによるイメージ生成を試したいという場合には、こちらを使ってみても良いでしょう。

※ 試しに「Man eating hotpot in winter Alps」を入力してみました。出力画像は下記の通りです。

Craiyonで画像を生成してみる

(2)有料のおすすめイラスト・画像生成AIサイト4選

1. DALL-E 2(ダリ ツー)

【開発元】:OpenAI(アメリカ)

【日本語対応】:不可(英語で使う)

【価格】:有料(115クレジット/15ドル)

【透かし・ロゴ】:あり(有料で削除可能)

【商用利用】:可能

【公式サイト】: https://openai.com/dall-e-2

DALL-E 2(ダリ ツー)

DALL E 2(ダリ ツー)とは、テキストの入力だけで、“画像”もしくは“イメージ”を作成するAIサービスです。

対話型チャットAI「ChatGPT」の開発元であるOpenAI社によって、2022年4月に発表されて以降、多くのユーザーに使われています。文章や要素が抽象的でとりとめのない内容でも、DALL E 2は、可能な限りその文章を“忠実に具現化”できるのが特徴です。

実際のカメラで撮った画像と区別がつかないような写実的な画像を生成するだけではなく、創造性を持っているとしか思えないような絵画や写真も次々に生み出します。例えば、「水の中を歩いた子猫」や「飛行機に乗った恐竜」などクリエイティブな画像を出力できます。

また、DALL E 2は任意の画像を入力情報と受けとったうえで、画像内の任意のオブジェクトを削除・追加したり、画像の画風を変更したりもできます。構図と画風の多様さには驚くべきものがあり、人力で同様の結果を得ようとすると多大な労力が必要になることもわかります。

画像生成1回につき1クレジットを消費する仕様です。2023年4月6日より前に登録した方なら、毎月無料クレジット(15クレジット)が付与されます。付与されるクレジットで足りない場合、115クレジットを$15で購入できます。

2. Midjourney(ミッドジャーニー)

【開発元】:Midjourney(アメリカ)

【日本語対応】:可能(英語のほうが精度が高い)

【価格】:有料(10ドル/月から)

【透かし・ロゴ】:なし

【商用利用】:可能

【公式サイト】: http://midjourney.com/

Midjourney(ミッドジャーニー)

Midjourney(ミッドジャーニー)とは、Discordを通じてテキストからイラストや画像を生成するWebサービスです。

David Holz氏をはじめ、元NASAの技術者などのメンバーが作った超高機能のAIによって、単語1つでも文章でも構わない、描きたいイメージのキーワードや文章をを打ち込めば、それに沿ってオリジナルの画像が自動的に作成されます。

他のAIサービスに比べて、アート風味強めの画像をよく生成して、美しくて雰囲気のある写真や絵が得られることが多いと感じます。また、アニメ調やマンガ調の画像を生成したい場合、Midjourneyの別の顔こと「niji・journey(にじジャーニー)」をおすすめです。

Midjourneyは単体ではなく、無料のチャットアプリ「Discord」上で動くためDiscordのアカウントが必須です。一方、Discordのサーバーで動作するだけあって、低スペックなPC・スマホ・タブレットでも余裕で動作できるメリットもあります。

テキストは日本語に対応しているが、英語を入力した方がよりクオリティな画像が作成されます。いま、無料トライアルは終了した状態で、月額10ドルで月200枚まで、月額30ドルで枚数無制限の有料プランを使用するしかないです。有料プランのみイラストの商業利用が可能となります。

3. NightCafe(ナイトカフェ)

【開発元】:NightCafe Studio(オーストラリア)

【日本語対応】:可能(英語でより正確で高品質な画像を生み出せる)

【価格】:無料・有料(100クレジット/4.79ドルから)

【透かし・ロゴ】:なし

【商用利用】:可能

【公式サイト】: https://creator.nightcafe.studio/

NightCafe(ナイトカフェ)

NightCafe(ナイトカフェ)とは、海外でユーザーの多いイラスト系画像生成AIサイトです。

簡単にアルゴリズムや雰囲気を指定してオリジナルのAI画像を生成することができるのが特徴です。例えば、絵のタッチを「サイバーパンク」など多くの種類から選び、つくることができます。

画像生成モデルはStable Diffusion、DALL-E 2、Neural Style Transfer、VQGAN+CLIP、CLIP Guided Diffusionといった複数のアルゴリズムを組み合わせたもの。これに独自のReal-ESRGANを加えて、強化しているといいます。0から世界観を構築していきたい!という際には、思いがけないオブジェクトの提案をしてくれるNightCafeが役立ちそうです。

また、リアル寄りのファンタジー系がデフォルトとなっているが、日本のアニメ系や3Dゲーム系など、様々なプリセットが用意されています。自分好みの画像に仕上げるためには、何度か試行錯誤する必要があるかもしれません。

NightCafeには、毎日5クレジット(1枚ごとに1クレジット)を得られる無料版もあるので、AIの使い所、勘所がわかるまではこういったサービスの利用から始めるのがおすすめです。 

4. NovelAI Diffusion(ノベルエーアイ・ディフュージョン)

【開発元】:Anlatan(アメリカ)

【日本語対応】:可能

【価格】:有料(10ドル/月から)

【透かし・ロゴ】:なし

【商用利用】:可能

【公式サイト】: https://novelai.net/

NovelAI Diffusion(ノベルエーアイ・ディフュージョン)

NovelAI Diffusionとは、AIで小説を生成するサービスである「NovelAI」が公開した画像を生成するAIのことです。

高クオリティな「キャライラスト」を簡単に作れることで日本にも普及しはじめました。

基本的な使い方は、生成したいイラストのイメージを、テキストで入力するとAIが自動的にイラストを描いてくれます。また、「文章から生成」以外、「元画像から生成」と「ペイントした画像から生成」という方法も対応可能です。

操作は特に難しいことはなく、呪文詠唱のコツを掴んで思い通りのイラストが出力されるようになります。一方、効果的な呪文を唱えない方でも心配なく、NovelAI Diffusionが提供する各設定項目をうまく調整したりしてイメージ通りのイラストに近づけて作成できます。

NovelAI Diffusionを使うには、必ず月額制のいずれかのサブスクリプションに加入する必要があり、無料版では使えません。最も安い$10/月のプランで200回程度のイラスト生成ができます。

とにかく、漫画やアニメのようなイラストを作成したい方はぜひNovelAI Diffusionを試してみてください。

(3)まとめ

いかがでしょうか。

以上が、無料と有料に分けて、画像やイラストを生成できるAIサイトを6選紹介しました。

プロンプト(呪文・テキスト)は基本的に英語で入力する必要があります。サイトによっては、日本語での生成に対応しても英語の方が精度は高いみたいです。英語が苦手な人にとっては扱いにくく感じるかもが、いまはgoogle翻訳などで英文を作れる時代なので、ほぼ問題ないと思います。

そして、お使いのサービスや、呪文詠唱の仕方によっては、自分の思い描く好みの絵が得られないことはままあります。

※この記事に掲載されているAIプログラムは開発中なので、機能面や価格が変動する可能性があるので公式サイトでお確かめください。

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